●スタディルーム
小児歯科 一般歯科
その3 お母さん泣かないで!前歯のむし歯は治せます!! その3 歯周病はどのように進行するの?
その2 お母さん!スポーツドリンクにご用心!! その2 歯牙移植ってなあに?
その1 赤ちゃんの歯磨きどーしたらいーの? いつから始めたらいーの? その1 歯周病ってなーに? なぜ、そんなに「磨け磨け」と言うの?
小児歯科―その1 赤ちゃんの歯磨きどーしたらいーの? いつから始めたらいーの?
 よく育児書には、前歯はガーゼでふいて奥歯が生えてきてか らとか、1歳6ヶ月から歯ブラシで磨くように書いてありますが、実際にその頃いきなり歯ブラシで磨こうとするとほとんどのお子さんがイヤがります。それはなぜでしょうか?

 それは親子ともども歯ブラシに慣れていないからです。考えてもみてください。1歳6ヶ月になるまで経験したことのない歯ブラシを夕食後の眠くなってきた時にいきなり起こ され、これまた歯ブラシに慣れていない不安げな顔したお母さんにいきなり口につっこまれゴシゴシされるのです。何をされるのかと怖くなって泣いていやがるのは当然と言えましょ う。そのうえ、お母さん自身も慣れていないので歯ブラシがベロや歯ぐきにあたってとても痛いのです。歯磨きが大嫌いになっても仕方ありませんよね。


 私の経験から言えば、まず最初に乳歯が生えた時から歯ブラシに慣らしていかれることをお勧 めします。だいたい生後6、7ヶ月くらいで下の前歯が生えてきます。その頃は何でも口に入れたがる時期です。その時に小さい歯ブラシでコショコショと磨いてあげるのです。本当に やさしい力でコショコショです。決してゴシゴシではありません。時間は4秒くらいで済みます。赤ちゃんはいやがりません。こうして歯ブラシを口の中に入れることに慣らし、お母さ ん自身も慣れていくのです。

 その時大事なのは、お母さんがニコニコ笑いかけながら、楽しく磨いてあげることです。鬼のような怖い顔をしてはいけません。時間を3分とか5分とか決めなくてもかまいま せん。いやがる時は簡単に、きげんのいい時はゆっくり丁寧に、少しずつでもいいので必ず毎日続けることが大切です。

 それから何よりも、お母さん自身がご自分の歯磨きを毎日なさって、その姿をお子さんに見せることが大事なのです。子供は親のうしろ姿を見て育ちます。お母さん、お父さん が毎日楽しそうに歯磨きをなさっていたら、お子さんはいつか歯磨きに興味を持ち「やってみたいなぁ」と思ってくれることでしょう。
(小児歯科担当 井尻利枝子)
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